2012年 2月11日:EF65535号機ふれあい展示会

 2月11日、JR貨物大宮車両所にて、高崎機関区・大宮車両所の主催にて、EF65535号機ふれあい展示会というイベントが開催されました。昼からですが、会場を訪れてみましたので、その写真を掲載させていただきます。
 もっとも、展示車両やイベントが盛りだくさんというものではなく、歴代のヘッドマークを時間を区切って交換していくというものでしたので、ヘッドマーク以外は変わるものではなく機関車をとにかく堪能しよう、という感じのものでした。東京機関区の東京発着のブルートレインのヘッドマークの取り付けは見ることがなく、間合い運用の関西ブルトレと余生〜引退後のヘッドマークを見ることとなりました。



 いつもの大宮工場の一般公開ですと南側の入り口からですが、今回はJR貨物のイベントですので北門からの入場となります。入口などに貼られていたポスターです。。


 今回はEF65535はあえて室内展示となりました。私が到着した時の高崎方は、「彗星」へっどまーくでした。「彗星」への東京機関区機関車の牽引というと、「彗星」号末期まで、「出雲」の間合い運用で存在していました。


 東京方は「あかつき」になっていました。区名札が「東」(東京機関区)。とても混雑していた機関車回り、待てば先頭で撮影できますが、時間が長いようで短い1ヘッドマークの掲示時間。そのおかげか、みんな焦り気味。なお、ヘッドマークでは事前予告だとおもに高崎方を変えて、東京方は45周年固定とのことでしたが、変更となっていて、両側変更となりました。


 会場外では、中期型国鉄色として名高い?新鶴見機関区所属の保留機EF651041が展示。昨年震災直後の関西固定から戻ってきてまもなく運用離脱し、私は動いているのを撮影できませんでした。スノープロウと連結器だけ上から黒ペンキで塗装補修されています。私が到着してからしばらくは「あけぼの」を掲示。PS17と「あけぼの」は田端っぽく、とてもいい感じです。


 「さくら」号ヘッドマーク(EF65時代・ピンク花弁タイプ)を模したデザインの「最終全検出場」ヘッドマーク。


 時間に余裕があるので、会場内を散策。HOゲージの展示。こちらは、東京機関区をイメージしたものでしょうか。反対側ではHOゲージの走行を行っていました。


 休憩所前に検査入場中のEF200-5。ヘッドマークのように、液晶テレビが置かれていました。


 上で書いたHOゲージのレイアウトの中央に展示されていた機関車のナンバー。一般公開でも見かけたりしますが、この日の主役は中央ですね。


 東京方が「惜別」に変えられました。引退した2008年の頃はデジタルを初めて少し経った頃ですが、JRの写真をあまりやっていない時期でもったいなかった。区名札がヘッドマークに対応した「高」にいつの間にか交換されていたうえ、運転台には花束まで。


 高崎方が「日本海」になりました。3月の「日本海」臨時格下げを意識したのか、このヘッドマークはブルートレインのヘッドマークに舌は長めの時間取り付けられていました。。


 側面ですが、明らかに銘板に対して切り貼りの車両ナンバーが右に寄っているように見えます。一般型から改造された歴史でしょうか。


 東京方ヘッドマークが交換の時間になりました。イベントのために作った特製ヘッドマークの説明。これを掲げて走る列車はないことでしょう。


 そして、掲示。すぐに接近撮影になるという予告があったため、人だかりが惨く、危険な状態でした。自分は先頭に辿り着けずファインダーをのぞくとにかく撮影してみた結果がこれ(少しトリミング)。


 総員前進、という感じであとは前へ進むのみ。流れに乗りながら前に行くと、撮り終った人が出られないケースも。撮り終った人を塞いで自分は前に、ということはちょっと・・・。と言いつつ時間をかけて前に進み、最終的には10分程度でど真ん中まで辿り着きました。近いです。私が会場を去る時間は人は落ち着いたのですが、自主規制ライン?をしてもまだ近すぎて広角レンズが弱い人では機関車全体の写真は撮れない感じでした。


 東京方は固定となりましたが、高崎方はまだ変更があります。まずは「輝望」。希望にかけて作られた、東日本大震災・津波被害の復興支援ヘッドマーク。秋に延期で開催された一般公開の際に掲示された、展示用ヘッドマーク。高田松原のデザインですが、出来がよく、ぜひこのヘッドマークを動く列車に掲示してほしい、というのは私だけでしょうかね。
 最後の「祈り」。こちらも秋の公開のときのオリジナルヘッドマーク。秋の大宮は行けなかったので、ここで初めて見ることができました。


 外のEF651041ですが、中で「輝望」のことに見てみると、「津軽」に変更になっていました。現在の「津軽」は辿れば、「いなほ」「白鳥」「たざわ」の分断区間、愛称としては、「はつかり」の函館に乗り入れない列車の愛称変更から引き継がれたものですが、この「津軽」はもちろん、伝統の急行「津軽」。津軽の牽引は田端のPFですが、通常はヘッドマークなしなので、こちらは日常的に掲示されていなかったもの。なお、私は「津軽」の撮影を日暮里でしたことがありますが、その時は別バージョンのヘッドマークが掲示されていました。


 津軽を角度を変えて撮影していたら、職員さんがマークの交換を行いました。交換相手は「つばさ」。「つばさ」は気動車特急〜電車特急〜ミニ新幹線となっているので、客車は臨時のみ。あえてここで使用されたのは、全国の列車ヘッドマーク復活の狼煙になったような歴史とのこと。牽引機も「あけぼの」の間合いでした。私は見た記憶はないのですが、自宅には交流区間の「つばさ」の写真は残っていました(ヘッドマークはなし)

 これにて撤収し、夕方少し撮影をして帰宅しました。


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